トラック運転手の荷待ち時間の記事を読んで思う事があったので忘れないうちに書きます、別の部門が運転手を軽視しているのが凄く伝わってきました。
運転手側よりも荷主側に問題があると考えます。少なくともウチの会社ではそうです。まずは事例から
荷待ち時間を発生させる事例
製造がまだ終わってない、だから待ってくれ
おそらく生産工場と取引している運転手の方だと絶対に一度は経験していると思います。うちの製造部門では割と頻繁にやります。
これは完全に荷主側の落ち度ですが、数回謝るだけで何時間も待たせる事ができてしまいます(運転手は荷受けするまで帰れない)。運転手側が文句を言うと製造管理者は「仕事なんだから仕方ないだろ」とテンプレ回答をします。
荷受けに中々来てくれない
これも頻繁にある光景です。担当者が中々取りに来ない、朝礼の最中だからあと10分待つようにと伝える、担当者に繋ぐと言われるが電話が繋がらない、
など上げればキリがありません。
主にこの2つで荷待ち時間を全力で増やしています。なぜこのような相手の事を考えない行動をとり続けるのでしょうか
会社の偉い人達の考え
荷物が来るのが待つのも仕事のうち
おそらくこのような考え方なんだろうな、と言うのが行動と言動から伝わってきます。頻繁に運転手を待たせるので、苦情を入れてくる運転手がいます、適当にその場で誤って治めます。
そして事務所に帰ってきては「仕事なんだからそれくらい待てよ」と愚痴ります。上位者もそれに同意します。
待たせているのはこちらの都合なので相手の運転手には一切落ち度がありません、クライアントだから偉い!と思いあがり相手の立場を尊重できなくなっています。
どうすれば無くなるのか
相手の仕事に敬意を払う
うちの会社の場合、待機時間に応じて追加料金を払うとかそういうレベルの話ではなく精神性の問題です。とにかくクライアントは偉い!と踏ん反り返っています。なので偉いと言う幻想を捨てて相手と対等な立場である事を思い出すべきです。
こちらは運送会社がいなければ生産したものを運ぶことができず、運送会社は運ぶものが無ければサービスの料金を受け取ることができません。
今のクライアントが偉い!と思っている連中が上にいる限り変わりそうもありませんが、いつか、このような行為が「恥ずかしい事」と認識されるようになれば態度を改めると思います。
トラックドライバーの労働時間に影響していることの一つに、荷待ち時間問題
があります。
「荷待ち時間」とは荷物の積み下ろしの際にドライバーが待機している時間の
ことを指します。
ドライバー側がいくら時間短縮を心掛けていても発生してしまう場合もあり、
業界では問題視され続けてきました。
「荷待ち時間」=「労働時間(拘束時間)」となりますので、荷待ち時間が
増えれば労働時間も増えることになります。
荷主側都合か運送事業者側都合かは関係なく、荷待ち時間は労働時間となり
ドライバーへの負担はけっして小さなものではありません。
荷待ち時間が発生することで労働時間が長引き、「早く次の納品を終わらせ
なければ!」とドライバーの焦りから事故に繋がるリスクもあり得ます。
このような記事からもわかるように、待たせる事が運転手の労働時間を増やし間接的に事故の原因になります。なので、絶対に不用意に待たせる事はしないで、誠意ある対応をしましょう。本当に自分が相手の立場なら笑えません。
そして最後に、全くこの話と関係ないですが、新人がまた1人退職しました。どうなってんだよ!
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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