どうしてなの!何度やっても新人が定着しない!

ワークライフ

何度繰り返しても新人が定着しません、最初の頃は何とも思っていませんでしたが1年経過してさすがに(会社が)おかしいと思い始めました。
離職率の高い職場のリアルを少しでも伝えるのと同時に、離職率の高い職場を回避する方法もお伝えします。

どれくらいの頻度で辞めるか

・1年以内に退職していく、早ければ試用期間で退職
・10名中途で採用したが、6人が退職(60%)

ざっくりですが、凄い辞めます
僕の部署は5人前後ですが、僕を含む3名以外は2年で2巡くらい入れ替わりました。
引継ぎアンド引継ぎなので一部業務が引き継がれずにそのままになってます。

どんな立場の人が辞めるのか

・立場の低い人が辞める

勤続年数と職階がすべてのヒエラルキー型の会社なので立場の低い人にとっては息苦しいです。
上の人の意見は絶対!上司の命令は絶対!と時代に逆行したような組織構造をしてます。
なので上の人にとっては天国ですが、下の人にとっては地獄なので、立場の弱い人から辞めていきます。
偉い人が連れて来た最初から管理職待遇の人なんかは、間違いなく残ります。

退職の原因を考える

(1)人間関係
(2)給与の低さ
(3)休日の少なさ
(4)人手不足による売り手市場
(5)失敗した人を不人気の部署へ異動させる
(6)仕事にほとんど裁量が無い
(7)一部のキャリアパスが明らかに未来が無い

(1)~(3)は良くある退職理由です。(1)の人間関係が特にクリティカルだと考えられます。
やはり上に権限を与えすぎているので、下の人にとっては非常に息苦しいです。自分の思い通りに動かない人を怒る姿が散見されています。上の方で書いた通り「上司の命令は絶対」なので自分の言う事を聞かなければ怒ります。その際に論理的な説明は一切ないので怒られる側も成長できません。
(4)はある程度転職がしやすいので、能力のある人であれば他に行きます。異動希望も出せるので別の地区に亡命する人もいます。
(5)は辞めさせ部屋があります。契約内容と明らかに違う事をやらせますが「ギョウムメイレイダカラー、ギョウムメイレイダカラー」と意味不明な事を言って部署移動をします。
大体はこの時点でブチ切れて退職します。
(6)は上司が絶対なので、何をやるのにも確認をします、そして上司は責任を取るのが嫌なのでさらに上の上司に確認します。
その結果、仕事に裁量がほとんどなく、上の言う事をやらされてる感だけが残ります。
(7)一部のキャリアパスが死んでいます、天下り+偉い人が作れてくる人がトップになる部署があるので頑張っても管理職になれません。
優秀な人であれば転職か異動希望出します。

離職率を下げる方法

(1)新人を頭ごなしに怒るのを禁止する
(2)給与を上げる
(3)休日を増やす
(4)退職者が多い部門の管理職を降格させる

給与と休日を見直せれば退職者も少しは減ると思われます。

会社側の認識

・辞めた人(の性格)に問題があったから退職した
・能力が低かったので、退職してくれてむしろ助かった
・人事及び上司に問題は一切無かった

会社側はこんな感じの認識でした。経営がこんなスタンスなので認識が変わるのが難しいです。
管理職の人たちも自分たちの保身に忙しいので、自分たちが問題だと言われない限りは現状を維持します。
辞めた人を上の人がボロクソに叩くので他の人も同調圧力で叩くように誘導されています。

離職率の高い会社を回避する方法

ハローワークに求人をずっと載せている会社は避ける

ハローワークの求人は無料で出せます。常に人が辞めていくような会社だと他の有料の求人サービスを利用するのはコストの面から難しいです。
なので、大体ハローワークで求人を垂れ流しにしています。

一回目の面接で採用が決定する場合は冷静になって考える

退職者が多く、現場の方の人手が足りなくて、早く戦力が欲しい可能性があります。
出社日もかなり早い日を指定される場合は疑った方が良いです。「新規事業開始の為」とか毎回求人に書いている企業は怪しい。

働いている人の目が死んでる会社は避ける

もし、面接の際に事務所などを見る機会があればチェックしてみてください。
事務所内がお通夜ムードだったり、目が死んでいる人が多数いると要注意です。
人間関係や業務内容が劣悪な会社だと本当に顔に出ます。

天下り先ではないかを確認する

天下りの受け入れ先だと上位のポストが固定化されていて、先のキャリアが無いと判断した人が辞めていきます。
ホームページを見て経営陣が数年おきに変わっている会社は避けた方が無難です。天下り+知り合いを連れてくるのコンボで上位役職を埋められている場合があるので、
そういった場合は止めた方が無難です。頑張ってもポストが無いです。

まとめ

離職率の高いまま何も対策を考えない会社は「辞めた人に問題があったから退職した」「能力が低かったので、退職してくれてむしろ助かった」などと思い、会社側に問題あるとは考えていません。原因が会社側にあるとは一切考えていないので、それに気づくまで改善は行われず、離職率が高いままとなります。当然辞めた人は嫌な思いをして辞めたので、それを周りに伝えれば、会社の評判も徐々に悪くなり、さらに人が入りにくくなるという悪循環となります。

少しでも離職者が減らないかと思い、何度がそれとなく進言をしましたが自分の評価が下がるだけでした。こうして疑問に思っていても何もしない人が生まれるのでした。
未来の自分が管理職になった際にこの記事を見て思い出して欲しいです。けど、きっと、たぶん同じ事を繰り返してる。

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