非IT企業で炎上案件の生まれる法則メモ(回避不能)

ポエム

どうもmizukiです。「弊社なら年度内施行も可能です!」で死亡フラグが立っています。
別部門の経理担当の方と、取引先企業のエンジニアの方と話す機会があり、これまでの炎上パターンと合わせて非IT企業でありがちな炎上案件の生まれる法則が見えて来たので書きます。

無数の企業があるので、無数の炎上パターンがありますが、僕が見つけた炎上の原因は「技術力が解らない人のトップダウンプロジェクト」「工数を低く見積もる事」でした。
後者の「工数を低く見積もる事」は相手先からの圧力で工数を減らしているパターンもあるので、一概には言えません。炎上の原因自体が複合的過ぎて「これが間違いなく原因」とはっきりと言い切れないのが現状だと思います。

炎上案件が生まれる法則をメモ程度に書いていきます。

技術力が解らない人のトップダウンプロジェクト

このパターンは非IT企業で多く存在するパターンです。そこそこ子会社もある大企業に在籍していますが「技術者の承認を取らずに組織のトップの一存でプロジェクトを動かす」事が多々あります。技術に理解が無い人が理想を詰め込むので恐ろしい要件定義となります。さらに運が悪ければトップの一存で「会議毎に仕様がコロコロ変更されます」、役職の高い人にエンジニアがいてその人が上手くコントロールしてくれれば回避される可能性はあります。しかしイエスマンで固める企業だと下の方に全部投げるので99%炎上します。

基本的にエンジニアの仕事が解らない人に「仕様変更」の恐ろしさはわからないです。「賽の河原」と僕は呼んでいます。

工数を低く見積もる事

そもそも「本当に案件に対して適切な工数か」の明確な答えが無いのでどうしても感情論と結果論になってしまいます。自社開発であれば、下流のエンジニアは「自分たちは精一杯やったのに炎上したのは工数の見積もりが甘いからだ」と主張し、上流のエンジニアは「こちらのプランは完璧だった、下のコーディングスキルが不足しているからだ」と主張し。外部委託の場合は基本的にクライアントが優位なので、相手先の担当者がいなくなります。このような結果にならない為にも取れるなら「バッファ」を多めに取った方が安心して開発できます。(それができたら苦労はしねぇ!)

クライアントからの圧力で「工数を短くして金額を下げる」営業が「弊社ならさらに短い工期で作れます!」と言ったりすることが原因だったりと複合的過ぎます。

補足ですが。案件としては、「外部ベンダーに頼んでシステムを構築してもらう」「システム開発チームが自社のシステムを独自で開発する」の2パターンがあります。
ですが2つとも炎上してしまえば担当者が悲惨な目に合う事に変わりはないので一緒として扱っています。(外部ベンダーが炎上する場合は相手との立ち合いや納品されたシステムの確認などもあるので共倒れになる、進捗を会議で報告するときが吐きそうになる(体験者談))

どうすれば回避できるか

非IT企業でも小さい会社であれば、上層部数人を上手く説得して理解と信頼を得れれば上手く回る可能性はあります。
しかし伝統を重んじる()大企業であれば、入社してからの年数が少ない個人の影響力は無いに等しいので、数年会社の炎上案件に耐えて信頼と地位を得てからやっと回避できるようになるかもしれません。超絶有能な人であればサクっと大きな結果を出してスピード出世してってパターンもあると思います(30代くらいで部長の人とかいる)

あまりの炎上にソウルジェムが真っ黒になって、脱出するエンジニアが多いです。あとは失敗の責任を被って退職したりしてどんどん人が減っています。

まとめ

トップダウンプロジェクトの場合、納期も勝手に決まる事があるのでどうしても回避不能なパターンはあります。ですが、技術力さえあれば回避できる状況もあるハズなので頑張ってコーディングしていきましょう。
正直炎上している状態で「残業付けると怒られるからタイムカード切って作業する」人達の犠牲で得られるシステムに何の価値があるのが疑問に思っています。

ちょっと話が変わるけど「働き方改革」で残業減らそう!ってなりさらに状況が悪化していますね。「残業を減らして、作業量はそのまま」ってのが一番ヤバイ

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